アメフト

連載:アメフト応援団長・コージコラム

コージ・トクダは今年もやります! アメフトをより身近に感じてもらえるスポーツに

今年もよろしくお願い致します(みらいふ福岡SUNS提供)

4years.をご覧の皆様、あけましておめでとうございます。2021年もどうぞよろしくお願い致します。今年もアメフトがより皆様の身近に感じて頂けるスポーツになる様に、精一杯努めて参ります。改めまして、アメフト応援団長のコージ・トクダです。いかがお過ごしでしょうか?

1月3日はアメフトを感じる日に

1月3日の「ライスボウル」はご覧になりましたか? 年明けすぐに行われる毎年恒例のイベント。社会人Xリーグの優勝チームと学生優勝チームとの頂上決戦の事です。今年のカードは、オービックシーガルズvs.関西学院大学。結果は35-18というスコアで社会人チームのオービックシーガルズが勝利しました。

オービックシーガルズが7年ぶりの日本一、3TDの関西学院大学及ばず ライスボウル

と、ここまでは例年と変わらず恒例のイベントの一つとして見ていたのですが、そこから数日後、いつもの様にコンビニに行くと店頭に並んだスポーツ新聞のある文字が目に入って来ました。

「ライスボウル消滅へ」

思わず「え!!」と声を出して、すぐに買いました。確かに以前から、社会人と学生の力量の差からコンタクトスポーツであるアメフトにおいて、交わらせるのはけがのリスクが高く危険だと言う声が挙がっていました。よく分かります。現状、社会人が12連勝中。

今年のライスボウルは、オービックが後半にWR西村のTDなどで関学大を突き放した(撮影・朝日新聞社)

見ている方の中には「勝利よりもケガなく」といった想いでいる方も多くいるかもしれません。ライスボウル消滅。これに関してはよく熟考して出した答えなのだからしょうがないとは思います。

ただ、あまり無いアメフトを感じる事の出来る機会が無くなってしまうのは辛い。どうかライスボウルに変わるいい形式に生まれ変わり、1月3日はいつまでもアメフトを感じる事の出来る日でありますように。アメフトの未来のためにもそう願っております。

今年見た夢

さて、アメフト応援団長として今年の抱負を述べたいと思います。とその前に、今年見た夢で一つ抱負を表す面白いものがあったので紹介させてください。

よくわからない高級ホテルの様なだだっ広いロビーのソファに座っている。見渡せばまぁまぁ人も大勢いて、繁盛している様だ。僕は5、6人の仲間と一緒にいた。本来なら交わる事の無いはずの小学校や大学の時の友達が一緒にいた。

するとおもむろに仲間の1人が「俺、特技あるから見てー」と言って立ち上がった。それがまぁまぁの大きな声だったので、ロビーにいる大勢のお客さんもその仲間一点に集中した。

ものすごい視聴率である。この中で特技を披露するなんて鋼のメンタルの持ち主か、よほど自信のある特技なのだろう。

不思議な夢から思ったことはやっぱりアメフト(みらいふ福岡SUNS提供)

静まり返ったロビー。するとそいつは、腕を左右にバッと広げて、ひじ曲げて脇をパコパコしだした。一体何をしだしたのだろう。それはとても滑稽な動作のようにも思えた。皆も不安げな顔をしている。

すると、、、そいつの体が軽くなったように見えた。皆の顔が一瞬ワッと驚く。そしてパコパコがだんだんと早くなっていった。

すると、なんと、フワッ 浮いたのである!!!!! 50cmは浮いている。そしてずっと浮いたままになっている。これには皆驚いた!!! その場にいた皆が一斉に「うわー!!!!!!」と歓喜の声をあげて、拍手がこだました。

素直に驚いた特技の裏に

これは確かにすごかった。僕も素直に驚いた。パコパコだけで飛ぶ事が出来るなんて。うらやましい。すると、、、そいつは、地面に着くとすぐに、

「もう一度見てもらってもいいですか?」

と言う。また不思議な事を言い出した。なぜだ? という理由と、もう一度あの芸が見られるというワクワクからなのか、皆一斉に静まり返った。

するとその男は、「シーッ」と人差し指を口に当てて、また同じようにバッと左右に腕を伸ばし、ひじを曲げて脇をパコパコしだした。そしてそのスピードが上がるにつれてまたゆっくり体が持ち上がってきた。そう。さっき見た光景。とても自慢げな顔をしている。

皆も伝統芸能を見ているかの様に、もう一度大きな拍手が起ころうとしているまさにその時!!!!! その男はフワッと浮いたまま後ろを向いた。

するとなんと、背中には羽が生えていたのだ!!!!!!! その羽が小さくパタパタ動いている。皆、羽には気がつかなかった。いわゆるネタバラシ的な事だった。脇のパタパタはダミーで実は羽で飛んでいたんだよ。

という事だった。その時、不思議な事が起こった。皆に大爆笑が起こったのである。

「いや、羽やったんかーい!!!」
「なんだ、脇意味無いのかよー!!!」
「こりゃやられたっ」

皆が笑顔にあふれた。その羽男もテヘヘっと言わんばかり。そして皆、笑顔のままに散らばっていった。

僕達もその後、何事も無かったかの様に過ごしていた。そして、羽がなぜ生えているのかは誰も触れなかったのである。そのあたりで目が覚めた。そんな夢。何故(なぜ)か分からないが、あの映像が鮮明に残っている。

必死な姿も見てもらおう

優雅に泳ぐ白鳥も水面下では、必死に足で水をかいていると聞きます。僕は思いました。「確実に羽を生やしながら、必死に腕をパタパタさせよう」と。もう今年は必死な姿も見てもらったらいいんじゃないかと。つまり、何が言いたいのかと言いますと……

「今年もアメフトと泥臭く向き合っていきます」

アメフト応援団長・コージコラム

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