陸上・駅伝

連載:NGT48西村菜那子の大学陸上ココに注目!!!!

新学年始動!西村菜那子が注目する、大学駅伝強豪校の新キャプテンたち

4月、新年度ですね!新しいチームが本格始動して楽しみです!(撮影・斎藤大輔)

「駅伝に詳しすぎるアイドル」として陸上ファンも一目置くNGT48西村菜那子さんのコラムです。今回は、注目校・強豪校の新キャプテンについて語ってくれました!

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みなさん、こんにちは! 4月、新年度がスタートしました。新潟県でも桜の開花が発表され、春の訪れを日々実感しています。大学陸上界でも新たなシーズンが始まり、チームも新体制へ。各大学で新たなキャプテンが誕生していますので、今日は各チームのキャプテンに重点を置いてお話していきたいと思います。

エースでキャプテン!駒澤大・田澤選手

まずは箱根駅伝を制した駒澤大学から。駒澤大学では田澤廉選手(3年、青森山田)がキャプテンに選ばれました。今では恒例となった、箱根駅伝優勝校の1月4日朝の情報番組への出演。今年も日本テレビさんの『ZIP』に駒澤大学が出演しました。まさかの放送中に次期キャプテンが発表されて、突然のできごとに驚いたのはきっと私だけではないと思います(笑)。 

田澤選手は言わずもがな、駒澤大のエース。駅伝ではどの大会でも外さない安定感と、5000m、10000m共にチーム内トップのタイムを持つスピード感で、入学当初からさまざまな活躍をしてきました。エースの肩書きに加え、今年度からはキャプテンの重役も担うことに。

今年の箱根駅伝ではエース区間・2区を担当した田澤選手。今後の活躍も楽しみです(撮影・藤井みさ)

そして驚くのは、田澤選手の“学年”です。駒澤大学から3年生キャプテンが誕生したのは、2010年度に駅伝主将を務めた井上翔太選手以来。最近では、國學院大学の木付琳選手(4年、大分東明)など3年生から主将を務める選手がいるものの、やはり基本的には4年生が多い中での大抜擢劇でした。エース兼、3年生・田澤キャプテンで、チームは箱根駅伝2連覇への挑戦に向かっていきます。これからの駒澤大学がとても楽しみです。

満場一致で決定、青学・飯田選手

青山学院大学では、飯田貴之選手(4年、八千代松陰)が主将に選ばれました。飯田選手も1年生の頃から活躍していますので、もう4年生だと思うと時の流れの早さに驚きます。素直で真面目でとても性格が良い飯田選手。満場一致でキャプテン就任したそうです。これは今年1月24日に放送された、チームの指揮を執る原晋監督がメインパーソナリティを務めたRCCラジオ『原晋のふるさとおしゃべり駅伝』を聴いて知ることができました。

飯田選手(左)は満場一致でキャプテンに決定したそうです!(撮影・佐伯航平)

ちなみに、青山学院大は毎年新潟県・妙高市で夏合宿を行っていて、昨年からは妙高市との間に連携協定を結んでいます。先月は原監督と飯田選手が、箱根駅伝の結果報告のために妙高市へお越しになっていました。NGT48に所属する私としても、青山学院大と新潟県のご縁がこれからも続いていくと嬉しいなと思っています。

高校時代から注目! 東海大・本間選手

続いては東海大学。こちらは本間敬大選手(4年、佐久長聖)が就任しました。1、2年生のときは怪我が多く、3大駅伝の出場が叶わなかった選手ですが、3年生では全日本大学駅伝、箱根駅伝の出走メンバーに選ばれるなど、チームの主軸となりました。長野県・佐久長聖高校出身ということもあり、高校生時代から応援している選手なので、私的にも活躍がとても嬉しいです。

3年生から自覚が出てきたという本間選手。走りでもチームを引っ張ります(代表撮影)

東海大学のキャプテンの選び方は、生徒たちで話し合い、それを両角速監督に報告。許可が下りたら本決定という形でキャプテンが決まるそうです。次期キャプテンの決め方は各大学で異なると思いますので、もし取材に行ける機会があれば、いろんなチームの選出方法を確認してみたいところです。

NGT48のキャプテンの決め方は……

少し余談ですが、NGT48では現在、同期の角ゆりあ(20歳)がキャプテンを務めています。選ばれ方は、スタッフ間で話し合い、本人に打診。承諾を得て就任という形でした。私よりも年下ですが、彼女にたくさん助けてもらっています。

私たちグループのキャプテン就任のお知らせは、サプライズとして発表されることが多いです。例えば、劇場公演や、コンサートの終わりに突然バックのLEDモニターに『特報!!』と表示されて知らされます。キャプテン発表だけでなく、CDのリリース、選抜など、様々なお知らせがこのサプライズ形式で発表されることが多いので、『特報!!』の文字が出るとすごく心臓がバクバクするのです……(笑)。陸上界ではこの形式の発表はないと思うのですが、それぞれの世界で、様々なキャプテンの選び方、発表のされ方がありますね、という話でした(笑)。

箱根5区で存在感! 東洋大・宮下選手

さて話を戻します! 続いては東洋大学。東洋大学では宮下隼人選手(4年、富士河口湖)が主将に就任しました。箱根駅伝では2年連続5区を務め、東洋大学の順位アップへ貢献してきました。

宮下選手がまとめていくチーム、楽しみしかありません(撮影・佐伯航平)

宮下選手といえば、レースが始まる前と走り終わった後に必ず一礼をするなど、佇まいが美しく、凛としたイメージがあります。責任感と負けん気が人一倍強くて、そして普段は心優しい人柄の持ち主だそうですが、私生活ではお菓子作りという繊細な作業をされるそうです。マカロンやカヌレを手作りしている姿は想像できませんが、宮下選手が中心になり築いていくチームがきっと、きっと素敵なものになることは想像に難くありませんね。この一年がとても楽しみです!

新たなキャプテンの元で指導した新チーム。選手の方にとっても、もちろん駅伝ファンの方にとっても素晴らしい1年になることを願っています!

NGT48西村菜那子の大学陸上ココに注目!!!!

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