陸上・駅伝

立命館、出雲に続く入賞ならず

3区の原田は区間16位と力を発揮できなかった

全日本大学駅伝

11月4日@熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前の8区間106.8km

16位 立命館大 5時間24分46秒

立命館は108日の出雲駅伝で7位入賞という快挙をなしとげ、学生三大駅伝の2レース目となる全日本でも入賞を狙った。「打倒関東」を掲げて挑んだが、16位と完敗だった。駅伝の世界で全国に注目され始めた立命館であったが、出雲の2倍以上の距離で争う全日本では、関東勢との差を見せつけられた。

1区は主将の小岩慎治(4年、智弁学園)。出雲駅伝は、けがで走れず悔しい思いをした。強い気持ちで臨んだ全日本。最初にいい流れを作りたかったが、先頭集団に食らいつけずに16位で襷(たすき)を渡した。続く23区は出雲駅伝で入賞に貢献した高畑祐樹(3年、水口東)と原田裕作(4年、洲本)。なかなか前方の選手をとらえられず、16位のまま4区へ。出雲駅伝でアンカーを務めた吉岡遼人(2年、草津東)1人抜いたが、これが大学駅伝デビューの2回生、5区の前川紘導(網野)6区の岡田浩平(洛南)は、どちらも本来の走りとはほど遠く、関東勢に差を広げられてしまう。

距離の長い7区と8区を任されたのは、立命館のWエースである辻󠄀村公佑(4年、三田祥雲館)と今井崇人(3年、宝塚北)7区の辻󠄀村は安定感があり、チームでの信頼も厚い。ここで前との差を詰めたかったが、日大にかわされ、さらに前方から引き離される展開に。アンカーは9月の全日本インカレで10000m4位となり、注目を集めている今井。まずは前の早稲田に追いつき、なんとしても順位を上げたかったが、爆発とはいかず16位でフィニッシュ。

Wエースの一人、今井も区間12位と不完全燃焼に終わった

どの選手も納得のいく走りとはいかず、とても悔しそうな様子だった。打倒関東の思いは、さらに強くなっただろう。来年の伊勢路では立命館の選手が関東勢と対抗する姿が見たい。

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