駅伝

連載:M高史の駅伝まるかじり

マネージャーのお仕事・練習編

マネージャーのお仕事・練習編
ちょっと分かりにくいかもですが、左端にいるのがM高史です。もちろん、この後ろ姿は大八木監督です!(写真・本人提供)

「大学駅伝のマネージャーってどんなことをするの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。「大学駅伝のマネージャーをやってた人は就職に有利!」なんていう関係者の声もよく聞きます(笑)。今回はそんなマネージャーのお仕事を紹介させていただきます。

練習開始30分前からスタンバイ

マネージャーは、主務、副務、サブマネージャー、女子マネージャー、に分かれています。僕の母校である駒大の場合は、主務が一人、副務が一人、サブマネージャーが数名、女子マネージャーが各学年一人といった布陣が基本です。僕は2年生のときに副務、3、4年生のときに主務を務めさせていただきました。

マネージャーのお仕事で一番ベースともいえる練習のサポートについてです。

練習の準備

練習中のタイム測定・読み上げ・給水

練習後は記録をまとめて、監督に報告。

片付け

というのが基本的な流れになります。

まずは練習の準備。集合時間の30分以上前にはスタンバイし、気温や湿度を確認します。ポイント練習(強度の高い練習)の日には過去の先輩がこなしていたメニューのデータをコピーし、いつでも監督、コーチ、選手が確認できるように備えておきます。

続いて給水の準備。水とスポーツドリンクを用意します。とくに夏場は途中で氷を追加するほか、スポーツドリンクの追加、また、スポーツドリンクの濃度を調整できるように粉末も用意しています。ワセリンやウォームアップジェルといった走る前に体に塗布するアイテムも、マネージャーが準備します。ウォーミングアップの合間、マネージャーはコース上の落ち葉や石などを拾って、選手が走りやすいようにコースをチェックします。

マネージャーも走る走る

いよいよ練習開始です。マネージャーは一人で複数のストップウォッチを使いこなします。練習メニューによって変わりますが、基本的には400m毎、1000m毎に計測します。ペース走のときは5000m毎も計測します。途中で離れる選手やペースを上げる選手、走り終わってからメニューを追加する選手もいるので、常に選手の動きを見て、監督の声も聞いて対応します。インターバル系のメニューのときはリカバリーも測定。そのため、腕時計は常にタイムを計測できる状態でスタンバイしておきます。

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大八木監督はいつも選手たちのそばにいました(写真・本人提供)

ちなみに大八木監督の声はよく通ります(笑)。グランドの反対側からでも監督の声は本当によく聞こえます。日々の練習で大八木監督のあの声を聞いているから、駅伝で選手たちも監督の声が聞こえると反射的にペースが上がるのかもしれません! そして、マネージャーも日々タイムを読み上げていると、年々、声が大きくなります。余談ですが、僕は歌モノマネもお仕事にさせていただいておりますが、マネージャー時代に大きな声でタイムを読んでいたため声量が増したと思われます(笑)。

ロード練習の場合、マネージャーは自転車で伴走します。坂が多いコースもあれば、風が強い日もあります。1km毎、5km毎のタイムは必須。マネージャーも体力勝負です! 自転車のタイヤの空気や、カゴやライトの状態も日々確認。カゴにめいっぱい給水ボトルを入れ、朝練や距離走で選手と同じ距離を自転車で伴走します。信号がない道を走りますが、通行人がいることもあるので、マネージャーが先行し、選手が走ってくることをなるべく丁寧かつ的確に伝え、絶対に接触がないように細心の注意を払います。

クロカン練習の場合はまた事情が異なります。自転車で伴走ができないので起点で待機します。周回コースの場合は1周毎のタイムを計測し、何周か毎に給水もします。合宿のメニューで取り入れているクロカンでのスピード練習では、400m毎にコーンを置いて途中のラップを計測するときもあります。マネージャーもタイム計測と給水で走り回ります。

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マネージャーは選手のコンディションを常にチェックしています(写真・本人提供)

練習におけるマネージャーのお仕事をざっと紹介しました。もちろん、マネージャーのお仕事はこれだけではありません。そのほかのお仕事はまた今度、紹介させていただきますね。

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