陸上・駅伝

連載:M高史の陸上まるかじり

駒澤大学に今年も楽しみなルーキーたちが入学! ご縁を大事に、感謝の気持ち忘れずに

12人の選手が入学、入部した駒澤大学陸上競技部(すべて提供・駒澤大学陸上競技部)

2022年度は悲願の学生3大駅伝三冠を達成した駒澤大学。大八木弘明監督から藤田敦史ヘッドコーチへ襷(たすき)がつながれ、4月からは大八木総監督、藤田監督という新体制に。さらには昨年から加わった高林祐介コーチがしっかりと支え、新たなスタートを切りました。

チームには今年も楽しみな1年生が入学、入部されました。私、M高史は卒業してからもOBとして毎年のように新入生歓迎会に伺っております。新入生歓迎会では新入生が一言ずつ自己紹介や目標をお話しており、今回はこちらで駒大ルーキーの皆さんの力強い意気込みをご紹介します!(出身高校の後ろは高校時代の5000m自己ベスト)

全12選手の意気込み

植阪嶺児選手(智辯カレッジ)14分00秒93
「4年間の目標は10000mで27分台を出すことです。3大駅伝に出場してチームに貢献する走りをし、将来は日の丸を背負える選手に成長できるように頑張りたいと思います」

植阪嶺児選手

亀山瞬矢選手(藤枝東)14分46秒14
「この4年間での目標タイムは5000mで13分50秒を出すことです。1、2年目はしっかりと練習を継続させ、3、4年目に駅伝に絡んでいけるような選手になっていきたいです」

亀山瞬矢選手

工藤信太朗選手(一関学院)13分59秒70
「この4年間の目標タイムは5000mで13分10秒台を目指すことです。しっかり自分の持ち味を生かしたレースを展開し、必ずチームの勝利に貢献できるような選手になります」

工藤信太朗選手

小松聖選手(秋田工業)14分24秒39
「4年間の目標はハーフマラソンで62分台前半を出すことです。高校時代にけがが多かったので、継続して練習ができるように体作りを焦らず行い、チームに少しでも影響力を与えるような選手になりたいです」

小松聖選手

小山翔也選手(埼玉栄)13分59秒06
「5000mで13分10秒台を出すことが目標です。駒澤大学で自分の持ち味を生かして良さを伸ばすこと、弱点を克服し、将来的には世界で通用するような選手になりたいです」

小山翔也選手

島子公佑選手(伊賀白鳳)14分02秒73
「目標タイムは13分40秒を切ることです。4年間で人間力の向上と3大駅伝出走を果たし、チームの目標に貢献できるように頑張りたいと思います」

島子公佑選手

白井恒成選手(流通経済大柏)14分24秒18
「4年間の目標タイムは10000mで28分20秒を切ることです。3大駅伝に出場し、今までお世話になった方々に恩返しをしたいです」

白井恒成選手

新谷倖生選手(田村)14分26秒54
「4年間の目標タイムはハーフマラソンで61分を切ることです。箱根駅伝に出場し、チームの勝利に貢献できるような選手になることです」

新谷倖生選手

松井寛翔選手(豊田大谷)14分17秒19
「(今年の)ハーフマラソンの目標タイムは1時間03分30秒です。どのようなレースでも外さないようにしたいです。箱根駅伝では往路で出場し区間賞を取れるように頑張ります」

松井寛翔選手

松田脩選手(福島)14分39秒01
「目標タイムは4年間でハーフマラソン61分台を出すことです。地元が同じである(福島県出身)大八木監督、藤田コーチのような強い選手になってチームの箱根駅伝優勝に貢献できるような選手になりたいです」

松田脩選手

村上響選手(世羅)14分03秒91
「4年間の目標はハーフマラソンで61分台を出すことです。箱根駅伝5区で区間賞を取ること。マラソンに挑戦したいと思っています」

村上響選手

安原海晴選手(滋賀学園)13分56秒45
「(目標は)10000mで27分台を出すことです。周囲への感謝の気持ちを忘れずに、トラック・駅伝ともにトップレベルの選手になることと、世界で通用するような選手になりたいです」

安原海晴選手

U20世界クロスカントリー選手権日本代表で出場した安原海晴選手、U20日本選手権3000m優勝の工藤信太朗選手をはじめ、高校時代から実績のある選手や伸びしろが大きく楽しみな選手も。12人の新入生の皆さんの力強い、そして心強い、意気込みを聞かせていただきました。

チームスローガンに必ず入る「原点」

各選手が4年間での目標を語りましたが、中には本人が思っている以上に急成長を遂げる選手も毎年のように登場します。

例えば、昨年の伊藤蒼唯選手(2年、出雲工業)は「4年間で3大駅伝のメンバーに選ばれるように頑張ります」と入学直後にお話されていましたが、4年間どころか1年目から箱根駅伝の優勝メンバーに入り、6区で区間賞も獲得され、さらなる高みを目指しています。

今年の箱根駅伝6区で区間賞を獲得した伊藤蒼唯選手(代表撮影)

これは駒澤大学の選手に限った話ではありませんが、大学に入って、楽しいこと、うれしいことだけではなく、思うようにいかないこと、つらいこと、苦しいことも待ち受けていると思います。

陸上に例えれば、追い風だって向かい風だってありますし、下り坂でスピードに乗る時もあれば、先が見えないような上り坂のような時期もあるかもしれません。

そんな時でも周りの方とのご縁を大事にして、感謝の気持ちを忘れずに、現状打破していっていただけたらうれしいです。

駒澤大学陸上競技部では「原点」という言葉が、必ずチームのスローガンに入っています。陸上を始めた時の楽しい気持ちや、大学に入った時のワクワク・キラキラした気持ちを忘れずに、情熱を燃やし続けてほしいです!

母校での余興は一番緊張します!

さて、新入生歓迎会では余興も務めさせていただきました!数々の現場、ステージの中で最も緊張するのが、母校でのこの舞台です(笑)。新入生や在校生、恩師や関係者の皆様に感謝の気持ちを込めて、務めさせていただきました。

新入生歓迎会では余興も務めさせていただきました!

学生時代のマネージャー経験は僕にとって大切な大切な「原点」ですし、母校や陸上界に恩返ししたいという気持ちで今を生きる原動力となっています。日々、感謝の気持ちでいっぱいです。

あらためまして、新入生の皆さん、ご入学、ご入部、おめでとうございます!ご活躍を期待し、応援しています!現状打破!

M高史の陸上まるかじり

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