陸上・駅伝

連載:M高史の陸上まるかじり

特集:第55回全日本大学駅伝

在校生も同窓生もファンの方も4連覇に大喜び! 駒澤大学「全日本大学駅伝大応援会」

全日本大学駅伝に出場した駒澤大学の選手の皆さんを全力応援!(写真提供・駒澤大学)

今回の「M高史の陸上まるかじり」は全日本大学駅伝のお話です。駒澤大学が4連覇を達成! 全日本大学駅伝では実に16回目の優勝となりました。昨年度、学生3大駅伝三冠を達成し、2年連続三冠という史上初の偉業に王手をかけました。

この日ばかりは全力で母校を応援!

M高史の母校でもあります駒澤大学では「ホームカミングデー」企画として全日本大学駅伝の応援会を開催しています。昨年、一昨年に続いて、今年も駒澤大学・全日本大学駅伝大応援会のMCを務めさせていただきました。

今年はライブ配信に加えて、駒澤大学の中央講堂でリアル応援会も実施。たくさんの在校生、同窓生、ファンの方もご来場されて、オンラインとリアルのハイブリッド形式で熱くにぎやかな応援会となりました。

普段の活動では「なるべく平等に公平に」を心がけて、陸上界に恩返しするつもりで取材や部活動訪問などをさせていただいているのですが、この日ばかりは全力で駒澤大学を応援していい日と思い、MCを務めさせていただきました(笑)。

今年はオンラインとリアルのハイブリッド形式での応援会となりました!(撮影・M高史)

一緒に出演していただいたのは、陸上競技部もよくお世話になっている二つの団体さんです。

体育会應援指導部ブルーペガサスから秋山芽依さん、篠塚陽美さん、青木颯利さん、戸屋花音さん、川井慶惇さん。駒大スポーツ編集部からは小笠原麗心さん、藤原菜那さんです。

ブルーペガサスさん、駒スポさんは現地に応援や取材に行かれてるメンバーさんもいらっしゃいます。駒スポさんはなんと約15人ほど現地に行かれて、取材や写真撮影をされているそうです。

ブルーペガサスさんは愛知・熱田神宮のスタート地点で朝早くから応援、そして選手がスタートをした後はすぐに移動して伊勢へ。選手が到着する前から約30分ほど応援し続けるそうです。

選手は100mを約17秒ほどのペースで走り抜けていきます。駒スポの皆さんも、撮影する際は緊張しながらカメラを持っているのではないでしょうか。

選手のキャンパス内での様子や高校時代のお話も

ブルーペガサスの皆さんも駒スポの皆さんも、陸上競技部の皆さんと接する機会があるそうです。「授業が一緒です」「学食で見たことがあります」「出雲駅伝のさよならパーティーでテーブルが一緒でした」など、メディアの情報にはない学生の皆さまの貴重な情報もお伝えすることができました。

昨年、一昨年はオンライン応援会だったため、チャットでいただいた応援コメントにお答えする形で進めましたが、今年は会場にお越しいただいた方のご質問にもお答えしながら進行しました。朝からお越しいただく方も多く、時間が経つにつれてご来場者も増えていき、熱い応援会となりました。

レースが進むにつれてたくさんの方がご来場されました!(写真提供・駒澤大学)

1区で区間賞を獲得したのは赤津勇進選手(4年、日立工業)。今年のかすみがうらマラソンで川内優輝選手とのデッドヒートを制して初優勝した選手です。MGCでも激走した川内優輝選手をラスト1kmに15秒差をつけ、競り合いとラストスパートにめっぽう強いという印象でした。

駒澤大学の赤津勇進選手が、地元レースで優勝! かすみがうらマラソン10マイルの部

赤津選手はかすみがうらマラソンの時に選手宣誓も務められました。レースよりも緊張したそうですが、今回の区間賞インタビューでは堂々とお話しされていたのが印象的でした。1区から応援会の会場は大盛り上がりです!

2区で区間記録を樹立したのは佐藤圭汰選手(2年、洛南)。レース前から区間賞、区間新を狙うとお話しされていて、見事に有言実行を果たしました。応援会向けに各選手からプライベート写真を送っていただいたのですが、佐藤選手は実家の愛犬の写真でした。レース中は攻めの走り、強気な走りが印象的ですが、実家に帰省された時は愛犬に癒やされているんですね!

佐藤選手と一緒の授業を受けている学生さんからは「同じ授業を履修しているのですが、佐藤選手は真面目にしっかり受けていました」という貴重な情報も! 競技はもちろん、学業もしっかり現状打破されています。

3区は篠原倖太朗選手(3年、富里)。実は篠原選手とは高校時代に部活動訪問で一緒に練習させていただいたことがあります。当時は高校1年生で5000mのベストが15分04秒でした。今ではハーフマラソンで日本人学生記録を更新するまでに!

富里高校1年生の時の篠原選手。現在では学生長距離界を代表する選手に!

ちなみに、篠原選手の高校時代の恩師・北原慎也先生も駒澤大学OB。箱根駅伝5区では区間賞も獲得された方です! 篠原選手は性格も良く、授業を担当した先生や中学時代の担任の先生は今でも篠原選手のことを応援しているそうです。

駒澤大学・篠原倖太朗選手を高校時代に指導された北原慎也さん 土台を築いた富里時代

といった感じで、応援会は駒大ファンにうれしい情報満載で進行しました。気になった方はぜひ、ライブ配信のアーカイブをご覧ください!

お越しくださった方からはうれしい感想が!

ブルーペガサスさんが陸上経験者ではない目線から質問をしてくださったおかげで、あまり詳しくない方からも「楽しめました!」といううれしい感想をいただきました。コアなファンの方も会場にお越しくださったので、ストップウォッチで各区間の駒大選手のタイムを計測しながら、タイム差や途中経過も「いま区間賞ペースでいってます」といった具合に、前の中継所からタイム差がどのくらい広がったかという細かい点までお話しするように心がけていました。興奮しすぎて僕もついつい、家で見ているようなテンションになってしまうことも(笑)。

駒澤大学のマネージャーさんたちも使っている型のストップウォッチで、通過タイムやタイム差も計測しながら進行しました!

レースの後半はブルーペガサスさんの主導で応援コールを入れながら、大応援! 4連覇の瞬間、会場は大きな拍手に包まれました。一緒に喜びを分かち合えるのは最高ですね!

応援会を通じて、改めて本当にたくさんの方に応援していただいているんだなと実感しました。今回は駒澤大学のホームカミングデー・全日本大学駅伝大応援会のお話でした!

M高史の陸上まるかじり

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