野球

連載:【マンガ】ふぉーニャ~ず。~ゆかいな編集部にっき~

野球応援団長・笠川真一朗さん、毎日20km走って激ヤセの真相に迫る!

たった2カ月で体重が80キロから64.5キロまで落ちたという4years.野球応援団長の笠川真一朗さん。今回は「ふぉーニャ~ず。特別編」として、その激ヤセの真相に迫ります。

走り始めたきっかけは「春のセンバツ中止」

――はじめまして、カネシゲです。さっそく質問ですが、笠川さんはどれぐらい走ってるんですか?

笠川:えーっと毎日2時間、距離にして20キロですね。

――20キロ! そりゃ痩せるのも当然というか、太りたくても太れないですよね。走り始めた目的はダイエットですか?

笠川:いいえ、目的も目標も全くありません。むしろ「目標がないのに頑張る」ことをやってみたかったんです。

――目標がないのに頑張る?

笠川:きっかけは高校野球、新型コロナによる春のセンバツの中止です。そのニュースは僕にとっても衝撃的でした。自分は高校時代、龍谷大平安高校のマネージャーとして夢の甲子園出場を果たすことができました。でも、もし当時その夢を奪われていたらどうだっただろう。キツかっただろうな。でもどれぐらいキツいかはいくら想像してもわからない。何も言えない。どうしよう……。そんな居心地の悪い気持ちで日々を過ごしていました。

――走るのが得意ってわけじゃなかったんですね。

笠川:はい、むしろ大嫌いでした。だからこそ「毎日2時間走ろう」と心に決めてスタートしたんですが、もうめちゃくちゃキツイ。1時間走った段階で「この倍走るのなんて絶対無理だ!」と思いながらクタクタになりつつ一週間走り続けました。

笠川:知り合いのトレーナーさんに相談すると、血行が悪くなって炎症が起こってるんじゃないかと。そこで患部や足の裏にゴルフボールを当てて転がすことなどを勧められました。それらのアドバイスに従っていると、みるみる血行が良くなって「あぁ、生きてる! 血ってこうやって流れてるんだ!」って実感できるようになりました。

――アドバイスのおかげで回復したんですね。

笠川:はい。それと同時に体の仕組みが体感できるようになってきました。例えばストレッチも毎日続けると関節が柔らかくなる。そういうことが少しずつわかってきて、どんどん楽しくなっていきました。

走り続けた結果、軽く悟りをひらく?

――それを2カ月続けた結果、どんどん痩せていったんですね。

笠川:はい、それによって「選択肢」が増えました。

――選択肢が増えた?

笠川:「走る」という大きな幹があるおかげで、「つぎは筋トレだ」とか「食事制限だ」とか、できること・やりたいことが枝分かれして出てくるようになりました。

――ふむふむ、なるほど。ちなみに食事制限もやってるんですか。

笠川:めちゃくちゃやってます!

笠川:ものすごく飽きます。でも「じゃあピザを食べるか?」と聞かれると、それは怖い。せっかく手に入れた今の習慣が崩れるかもしれませんからね。

――そんなときはどうするんですか?

笠川:例えば鶏ささみを玉ねぎとバジルで炒めてみたりします。「今の食事」と「ジャンクな食事」の中間地点、“良い距離感の食べ物”で満足できるようになりました。

――食べ物のソーシャルディスタンスみたいな話でしょうか? しかし、そこで満足できるっていうのはすごいですね。

笠川:はい、走るようになって良い意味で感情の起伏がなくなりました。必要以上に落ち込んだり、悲しんだりもなくなる。人を助けて見返りも求めなくなる。いままでは「足るを知る」がなかったんだなと思うようになりました。

そんな笠川さんの1日の生活サイクルは? 煩悩の行方は……? 
次回に続きます!

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