陸上・駅伝

連載:西村菜那子の大学陸上もっと推し活!!!!

出雲駅伝MVPは? 全日本の優勝予想は? 西村菜那子イベント「西村駅伝」を詳報!

今回からコラムも「西村菜那子の大学陸上もっと推し活!!!!」にリニューアル(撮影・斎藤大輔)

皆さんこんにちは!

10月10日に第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走が開催されました。今回も私は大会当日に、柏原竜二さん(東洋大学OB)と神野大地選手(セルソース/青山学院大学OB)とフジテレビにて副音声、YouTube配信を担当させていただきました。NGT48を卒業してからも、こうして前回に引き続きお仕事させていただけたこと、大変うれしく思います。

出雲駅伝終了後、TOKYO FMに直行!

今年の出雲駅伝は、駒澤大学が9年ぶり4度目となる優勝を果たしました。

1区花尾恭輔選手(3年、鎮西学院)が区間2位で好走し、流れを作ると、続く2区に注目ルーキーの佐藤圭汰選手(1年、洛南)が区間記録を20秒更新する走りでトップに立ちます。そこからアンカーの鈴木芽吹選手(3年、佐久長聖)まで1度も先頭を譲ることなく、見事にゴール。2時間8分32秒の大会新記録を更新する完全優勝を成し遂げました。

出雲駅伝は駒澤大が大会記録で9大会ぶり4度目の優勝! ルーキー佐藤圭汰が区間新

出雲駅伝が終わり、フジテレビを後にした私が向かったのは半蔵門にあるTOKYO FMホールでした。

そこで何が行われたかと言いますと……。

さかのぼること4カ月前でしょうか。

出雲駅伝終了後、「西村駅伝」を開催しました(イベントはすべて撮影・軍配ひろし)

今年の出雲駅伝終了ほやほやの時間に、駅伝ファンの方と大会を振り返り、語り尽くすイベントをやれたらなぁ……と思っていたところ、私がホストを務めているイベント「西村駅伝」と、TOKYO FMさんのラジオ番組「JOGLIS RUNNER’S VOICE」のコラボのお話をいただき、なんと大会直後の午後5時半からTOKYO FMホールにて開催させていただきました!

その名も、「西村駅伝× JOGLIS RUNNER’S VOICE」

ゲストと一緒に、三つのトークテーマ

改めて西村駅伝の説明を致しますと、「駅伝好きな人が集まる、駅伝についてゲストと共に楽しく話すイベント」。そしてJOGLIS RUNNER’S VOICEは、アーティスト最速ランナー、Sonar Pocketのeyeronさんがパーソナリティを務めているランナー応援番組です。

この二つのコラボが今回ありがたいことに実現し、MCにラジオパーソナリティの岡田拓海さん、eyeronさん、私西村に加え、館澤亨次選手(DeNA)、上野裕一郎さん(立教大学陸上競技部男子駅伝チーム監督)がお越しくださり、イベントを盛り上げてくださいました。

Soner Pocketのボーカルeyeronさんとご一緒させていただきました

ちなみに西村駅伝は毎回、超豪華ゲストが参加してくださっています!

第1回目は神野大地選手。第2回目は柏原竜二さん、神林勇太さん(青山学院大学OB)。3回目は鈴木塁人選手(SGホールディングス/青山学院大学OB)、たむじょーさん(YouTuber/帝京大学OB)をお招きしました。

毎回キャスティングの提案に少し関わらせていただくのですが、毎度ありがたい限りです。今日はこちらの記事で、「西村駅伝レポート」をお届けできたらと思います!

今回のイベントトーク内容はもちろん出雲駅伝でした。

館澤亨次さんがゲストとして参加してくださいました
  1. もう一度見たい印象に残っているシーン
  2. ゲストが選ぶ大会MVP
  3. 全日本大学駅伝優勝予想

の3テーマについて、お話しさせていただきました。

まずは、もう一度見たい印象に残っているシーンです。

花尾選手の走りに大絶賛!

最初に3人が声をそろえて挙げたのは、駒澤大の1区、花尾恭輔選手の完璧なレースプランでした。

花尾選手といえば、昨年の全日本大学駅伝でアンカーを走り、優勝のゴールテープを切ったことは、皆さんの記憶にも新しいかと思います。ハーフマラソンなど長い距離を得意としている花尾選手が、1区にエントリーされたことに驚いた陸上ファンの方も多いはず。1区は大方の予想通り、中央大学・吉居大和選手(3年、仙台育英)が飛び出し、区間賞を獲得しました。

吉居選手と何秒差で襷(たすき)リレーするかが肝となっていた中、後ろの第2集団で冷静にレースを展開していた花尾選手が吉居選手とわずか9秒差の2位で第1中継所へやってきました。

館澤選手と上野監督曰く、「花尾選手の走りがチームの流れを作り、優勝を手繰り寄せた」とのこと。花尾選手の1区を大絶賛していたゲスト陣でありました。

駒澤大の1区・花尾選手の走りに、皆さん大絶賛!(撮影・藤井みさ)

個人的に私が一番印象に残ったのは、駒澤大のアンカーを務めた鈴木芽吹選手(3年、佐久長聖)がレース終盤で見せた涙でした。

昨年からけがで悔しい思いをしてきた鈴木選手。走れる喜び、先頭を走っている喜びと流した涙には、様々な理由があるかと思いますが、私にはなんだか鈴木選手がこれまでの乗り越えた悔しさ、つらさを物語っているように感じました。今回の出雲駅伝では見事区間賞を獲得し、完全復活した姿が本当にかっこよかったです!

と、私が思いの丈を存分に言ったところ、上野監督から「それ俺も言おうとしたやつーー!!」とつっこまれてしまいました(笑)。きっと多くの視聴者の心を動かしたシーンかと思います。

55年ぶりの箱根駅伝出場を決めた立教大、上野裕一郎監督も笑顔で参加
駒澤大・鈴木芽吹 けがから復活の出雲路 支えられた感謝とうれしさに流した涙

三者三様の「大会MVP」

続いてのトークテーマは、ゲストが選ぶ大会MVPです。

館澤選手はここでも、駒澤大の花尾選手を選出しました。

距離が短く、出遅れ厳禁とも言われる出雲駅伝1区で流れを作り、チームを軌道に乗せたといっても過言ではない花尾選手。Twitterを見る限りでも、花尾選手をMVPに選ぶ方がとても多かったです!

上野監督が選んだのは中央大学の中野翔太選手(3年、世羅)でした。

各チームのエースが集結した3区で、崩れることなく安定した走りを披露。中野選手の踏ん張りが、後半区間に入り勢いをもたらしました。上野監督の母校でもある中央大学。やはり、後輩たちの活躍に感心せずにはいられなかった様子でした。

そして僭越(せんえつ)ながら私が名前を挙げさせていただいたのは、國學院大學の伊地知賢造選手(3年、松山)でした。アンカー区間、中央大学との2位争いを制し、チームを準優勝へ導いた走りは、速さはもちろんのことですがロードでの強さが際立っていました。

皆さんが思うMVP選手も是非教えてくださいね。

ロードでの強さを見せた國學院大の伊地知選手(撮影・藤井みさ)

このまま終わらないのが、青学魂

そして最後のテーマ、全日本大学駅伝優勝予想

出雲駅伝の結果を踏まえた上で、来月行われる全日本大学駅伝の優勝予想をしていただきました。

館澤選手が挙げたのは、駒澤大学。出雲駅伝では6区間の選手全員が区間2位以上という脅威の成績を収めた駒澤大が、全日本も制するのではないかと予想されました。

そして上野監督と私が優勝予想したのは青山学院大学。今回は4位と悔しい成績でしたが、このままでは終わらないのが青学魂です。岸本大紀選手(4年、三条)、佐藤一世選手(3年、八千代松陰)などエース級のランナーを控えている青学大が、全日本では爆走するのでは……と予想しました。

青山学院大は全日本で爆走の予感……(撮影・藤井みさ)

皆さんの予想はどこのチームでしょうか?

全日本大学駅伝もとても楽しみですよね。

今回の西村駅伝も盛りだくさんでお届けさせていただきました。出雲駅伝の直後というホットな話題を皆さんと共有できたことが、本当に貴重な時間でした。またいつか西村駅伝を開催できたらと思っていますので、皆さんも是非注目していただけたらうれしいです。

今後も「西村駅伝」をよろしくお願いします!

西村菜那子の大学陸上もっと推し活!!!!

in Additionあわせて読みたい