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サッカー 法大リベンジ、4位浮上

2点目を決め、明大へのリベンジに貢献したFW上田

関東大学リーグ戦第19節

11月4日@神奈川・Shonan BMW スタジアム平塚

法大(勝ち点31)2-0明大(29)

リーグ戦も残すところ4試合となった。し烈な上位争いが繰り広げられる中、この日の法大の相手は前回の対戦で完敗を喫した明大。リベンジの一戦に挑んだ。

前半、法大は前線のFW上田綺世(2年、鹿島学園高)MFディサロ燦シルヴァーノ(4年、三菱養和SCユース)を起点としたシンプルな攻撃でリズムをつかむ。試合が落ち着き始めたと思われたころに均衡が破れた。10分、左サイドでボールを受けたDF高木友哉(2年、法政二)がグランウンダーのクロス。ディサロがスルー。上田が2列目にいたMF長谷川元希(2年、大宮ユース)にボールを落とすと、長谷川がゴールへ流し込み、法大が先制した。前半は明大がシュート数で法大を上回るも、法大にとってヒヤッとしたのは終了間際のFW村田航一(4年、日章学園)のヘディングシュートのみ。法大がバランスの取れた守備からペースをつかみ、前半を終えた。

試合の組み立てに加え、先制点も決めたボランチの長谷川(中央)

 後半に入っても法大ペース。前節の東京国際大戦に続いてボランチで出場となった長谷川を中心に試合を組み立て、次々とチャンスをつくる。そして62分に追加点が生まれる。自陣でボールを奪ったDF蓑田広大(1年、青森山田)が相手の隙を見極めてドリブル開始。そのまま相手のペナルティーエリア付近までボールを運び、左サイドのディサロにパス。ディサロのシュートはポストに嫌われるも、こぼれたボールを上田が押し込んでゴール。切り替えの速さと豊富な運動量でゲットしたゴールだった。2点のリードがあっても、法大は気を緩めることなく、むしろ集中力が増していった。後半も終盤になって意地を見せたい明大が果敢に攻めるも、粘りのある守備で前節に続くシャットアウトだ。

 明大へのリベンジに成功し、4位に浮上した。しかし、次の国士大戦に敗れると6位まで落ちる可能性がある。残り3戦は紙一重の戦いが待っているが、法大はそれを乗り越え、ノルマであるインカレ出場権を獲得してくれるはずだ。

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