全日本大学駅伝メンバーエントリー・関東地区推薦7校編 東京農業大・前田和摩は2区
11月5日に開催される第55回全日本大学駅伝。10月11日に1チームあたり16選手の登録を届け出て、11月2日締め切りのメンバーエントリーで「競技者8人、補員5人」へと絞られた。この記事では3日に発表された中から、関東地区選考会を勝ち上がった7校のメンバーを紹介する。
レース当日は午前6時10分から午前6時半までの間に最大3人までのメンバー変更を受け付ける。すでに配置された選手の区間変更はできず、最終的な走者はこのタイミングで確定する。
関東地区選考会1位 城西大学
10月の出雲駅伝では3大駅伝初となる表彰台（3位以内）に上がった城西大学。11月2日時点では出雲路を走った6人全員が配置された。2区の山中秀真から3区のヴィクター・キムタイにつなぐ流れも、アンカーに山本唯翔を起用しているのも出雲と同じ。5区に入った主将の野村颯斗が力走を見せれば、上位争いに食い込んでくるだろう。
1区 林晃耀 （3年、いわき総合）
2区 山中秀真（4年、四日市工）
3区 ヴィクター・キムタイ（2年、マウ）
4区 斎藤将也（2年、敦賀気比）
5区 野村颯斗（4年、美祢青嶺）
6区 桜井優我（2年、福岡第一）
7区 平林樹 （3年、拓大一）
8区 山本唯翔（4年、開志国際）
補員 中田侑希（4年、成田）
山本樹 （4年、島田）
久保出雄太（3年、小松大谷）
鈴木健真（2年、一関学院）
中島巨翔（1年、藤蔭）
関東地区選考会2位 大東文化大学
10月の箱根駅伝予選会で、2年連続となるトップ通過を果たした。このときハーフマラソンを1時間2分台で走った西川千青、久保田徹、菊地駿介を2、3、8の重要区間に配置。エース級が集まる7区は大谷章紘に託された。前回の全日本で1区区間賞を獲得したピーター・ワンジルは箱根予選会で故障。補員に名を連ねているが、その後の状態は気になるところだ。
1区 倉田蓮 （4年、水戸葵陵）
2区 西川千青（3年、九州国際大付）
3区 久保田徹（4年、聖望学園）
4区 入濵輝大（2年、瓊浦）
5区 西代雄豪（3年、桶川）
6区 佐々木真人（3年、大東大一）
7区 大谷章紘（3年、水城）
8区 菊地駿介（4年、仙台育英）
補員 佐竹勇樹（4年、比叡山）
小田恭平（3年、水戸葵陵）
ピーター・ワンジル（3年、仙台育英）
宮倉騎士（1年、遊学館）
棟方一楽（1年、弘前実）
関東地区選考会3位 東海大学
けがの影響で箱根駅伝予選会を回避したエースの石原翔太郎が補員に入った一方、主将の越陽汰がエントリーから外れた。両角速監督によると、箱根予選会の時点で石原は練習に復帰していたという。ルーキーの南坂柚汰らとともに、当日変更で重要区間を任される可能性は十分にある。
1区 佐伯陽生（4年、伊賀白鳳）
2区 兵藤ジュダ（2年、東海大静岡翔洋）
3区 野島健太（3年、流経大柏）
4区 鈴木天智（2年、一関学院）
5区 湯野川創（2年、東海大相模）
6区 折口雄紀（4年、智辯和歌山）
7区 花岡寿哉（2年、上田西）
8区 竹割真 （2年、九州学院）
補員 石原翔太郎（4年、倉敷）
梶谷優斗（3年、滋賀学園）
水野龍志（3年、小林）
永本脩 （1年、九州学院）
南坂柚汰（1年、倉敷）
関東地区選考会4位 東京国際大学
出雲駅伝に出場せず、箱根駅伝予選会も突破を逃したため、今年度の「3大駅伝」出走は、今回の伊勢路のみとなる。区間に配置された4年生は川畑昇大のみで、生田琉海や村松敬哲は補員に回った。10000m27分台の自己ベストを持つアモス・ベットとともに当日変更で出走を勝ち取り、大学駅伝を締めくくりたい。
1区 木村海斗（3年、狭山経済）
2区 冨永昌輝（3年、小林）
3区 佐藤榛紀（3年、四日市工）
4区 益田郁也（3年、千原台）
5区 菅野裕二郎（2年、学法石川）
6区 大林洸己（3年、須磨学園）
7区 川畑昇大（4年、須磨学園）
8区 川内琉生（2年、鎮西学院）
補員 生田琉海（4年、徳島科技）
村松敬哲（4年、浜松商）
楠木悠人（3年、小林）
アモス・ベット（1年、イテンミックスデイ）
松田拓也（1年、韮山）
関東地区選考会5位 東京農業大学
14大会ぶり全日本出場の大きな原動力となったスーパールーキー・前田和摩は2区にエントリー。駒澤大・佐藤圭汰、順天堂大・三浦龍司、中央大・中野翔太ら他校のスピードランナーとの勝負に挑む。その後は4年生たちが続き、7区で待ち受ける主将の高槻芳照にどの順位で襷（たすき）を渡せるか、注目される。
1区 圓谷吏生（2年、学法石川）
2区 前田和摩（1年、報徳学園）
3区 長谷部慎（4年、学法石川）
4区 並木寧音（4年、東京実）
5区 吉村颯斗（4年、鎌倉学園）
6区 浅海崇志（4年、流経大柏）
7区 高槻芳照（4年、学法石川）
8区 田岡航一（3年、報徳学園）
補員 松本虎太郎（4年、西武台千葉）
実井智哉（3年、保善）
高山匠也（3年、鳥栖工）
原田洋輔（2年、鎌倉学園）
植月俊太（1年、倉敷）
関東地区選考会6位 帝京大学
箱根駅伝予選会でチームトップの全体21位だった福田翔が1区で起用され、出だしからチームを勢いづけたい。主将の西脇翔太は4区。実績のある山中博生や柴戸遼太が補員に回っており、当日変更でどの区間に配置されるのかも注目だ。
1区 福田翔 （3年、世羅）
2区 林叶大 （3年、小豆島中央）
3区 原悠太 （1年、大阪）
4区 西脇翔太（4年、名経大高蔵）
5区 末次海斗（4年、鳥栖工）
6区 島田晃希（2年、高田）
7区 日高拓夢（4年、鶴崎工）
8区 小林大晟（3年、鎮西学院）
補員 石川湧月（3年、市船橋）
山中博生（3年、草津東）
尾崎仁哉（2年、東海大福岡）
柴戸遼太（2年、大分東明）
大西柊太朗（1年、仙台育英）
関東地区選考会7位 国士舘大学
10000mの持ちタイムが最も早い留学生のピーター・カマウを2区に置き、序盤から勝負に挑む。他校のエース格が集う7区を託されたのは、関東地区選考会の最終組で粘りの走りを見せた中島弘太。チーム一丸となって7大会ぶりの伊勢路を駆け抜ける。
1区 山本龍神（4年、米子松蔭）
2区 ピーター・カマウ（3年、カギラ）
3区 生駒直幸（2年、花咲徳栄）
4区 西田大智（3年、埼玉栄）
5区 岩下翔哉（2年、大分東明）
6区 小林瑠偉（3年、藤沢翔陵）
7区 中島弘太（3年、城西大城西）
8区 横田星那（2年、田村）
補員 鈴木伸弥（3年、水城）
大森由翔（2年、東洋大牛久）
瀬川翔誠（2年、埼玉栄）
富岡晃世（2年、田村）
江上天晴（1年、西脇工）
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