ラグビー

ラグビー 不完全燃焼の立命館、同志社に初黒星喫す

LO横井(中央・下)がトライを決めるも及ばず、今シーズン初の黒星 (撮影・福清真人)

ムロオ関西大学Aリーグ第4節

11月4日@大阪・ヤンマーフィールド長居
同志社大(1勝3敗)24-10立命館大(3勝1敗)

決め手に欠ける試合だった。チャンスはあったが、立命館は勝ちきれなかった。全国大学選手権出場のために必ずものにしたい一戦だったが、今シーズン初の黒星を喫した。

相手は開幕3連敗の同大。昨年、立命館は同大に大差で敗れており、そのリベンジを期した。伝統の「立同戦」ということもあり、会場には多くのファンが駆けつけた。
同大のキックオフで始まった第4戦。前半7分、立命館はオーバー・ザ・トップの反則を取られ、自陣右中間ラックから中央に先制トライを決められる。しかし11分には同大のペナルティからSO吉本匠(3年、常翔学園)がペナルティゴールを決め、3-7。このまま流れに乗りたい立命館は、同大のオフサイドから敵陣で反撃開始。同大のPRがコラプシングを重ね、シンビンを受けて優位に立ったと思われたが、1人少ない同大のディフェンスに苦戦し、なかなか決められない。チャンスを生かせず、前半終了間際にはパスをインターセプトされ、3-19と突き放されて前半を終えた。

ペナルティゴールを狙うSO吉本 (撮影・福清真人)

切り替えて追い上げていきたい後半。しかし、得意のラインアウトでのミスやペナルティなどで相手にチャンスを与えてしまう。それでも踏ん張り、トライを許さない。そんな立命館は後半40分、ゴール直前のラックからパスを重ね、LO横井達郎(3年、東海大仰星)がトライ。10-19と追い上げるも、最後にトライを取られ10-24でノーサイドとなった。

主将のFL古川聖人(まさと、4年、東福岡)は「もっとやれた。同志社も必死だった。力を出しきれず、不完全燃焼な試合だった」と振り返った。リーグ戦も後半へ入っていく。立命館は11月10日に昨年リーグ2位の京産大戦を迎える。ここまで京産は開幕4連勝。立命館は京産の勢いを止め、全国への大きな一歩を勝ち取ることができるのか。負けられない一戦だ。

敵陣で攻めるもトライが遠かった(奥が立命館大) (撮影・福清真人)

in Additionあわせて読みたい